山背古道探検隊・探検隊活動記録・あゆみ

淡海文化研究会探検隊視察

 2月22日、春の陽射しを受けて淡海文化研究会の一行が山背古道探検隊の視察にやってきた。近江八幡市のまちづくり関係18団体の交流組織だそうだ。近江八幡といえば、八幡堀の修景保全でつとに有名なところ。中田全一さんももう20年(!)のまちづくり経験があるそうだ。それが山背古道のように若い(人がいる?)まちづくりの経験に学んで、より活発にしようというのだから恐れ入った。また、観光物産協会の人によると、湖東とけいはんなを結ぶ意欲がずいぶんとあちらでは高まっているらしい。新線(鉄道)を通そうという動きもあるとのこと。遠くを見ている研究会であることは間違いなさそうだ。

 午前10時永池松屋前から探検隊有志の一行と一緒に、青谷梅林まで古道を歩き、中天満宮で立ちながら意見交換をやった。そこで、研究会グループの多彩さにびっくり。覚えているだけご紹介すると、雑学研究会、近自然研究会、水に親しむ会、郷土の歴史を研究する会、金融研究会、よみがえる八幡の会、100円屋台の会、武佐を守る会、手まりの会などなど。なんかすごそうでしょう。このうち、意気投合しちゃったのが、手まりの会。手まりのように、どこへでも動いていって、それぞれの色あいをだすことが会の名前の趣旨だとか。みんながやりたいことやりたい時にやることをもっとも大切にする。だから、会員名簿は公表しないそうな。会費もない。その時一緒にやる人が会員というわけ。初めての人でも会員。毎年の事業計画も会員にアンケートをとってそれで決めているそうです。これは勉強になりました。探検隊の理念もそうだったはずなのに、手まりの会のかわいいおばさん達に目から鱗を落とされました。

 交流の時間はたったの2時間でしたが、終わるころには分かれるのが惜しくなってきたのか、方々でまた「今度は近江八幡で会おう」という会話が聞こえだした。そんな楽しみを残して一行は、次の視察先、宇治平等院と伏見のキザクラカッパカントリーに向かったのでした。

 

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