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 木津駅から東へ約2ｋｍ。木津川にせり出した小高い丘が鹿背山。ここに巨岩がある。昔から石不動としてお参りがあり、山頂の岩の上で天女が碁を打っていたという。その碁盤石。高さおよそ20ｍ。周囲が里山なものだから突如それが現れるとびっくりする。大きな花崗岩の岩体だ。木につかまりながら上に登る。景色は絶景とは行かないが、ぽかぽか陽気の春、頂に座れば陶然とすること間違いなし。山以外になにもないみどりの景色がまたいい。今は木々に覆われるようになったが、昔はほんとうの禿げ岩だったらしい。近所の子供達の遊び場であったし、春日（奈良）から遊山に来る人も多かったと言う。 のんびりするのに飽きたら周囲をめぐると良い。7日間（も）お参りすれば夜尿症が治る「しょんべんたれ地蔵」や「春日のおばはん」といわれるお地蔵様にあえる散策道が通っている。 最後は、山の室にまつられた不動明王を参拝して我々に襲いかかる災難を追い払ってもらおう。ただし、玉砂利に近所の猫が糞をしていることがあるそうなのでくれぐれもご注意を。 |
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